ミス・ポター (初回限定生産 特製パッケージ)
Miss Potter(ビクトリアス・ポター)は、「ピーターラビット」の原作者として、日本では有名な方です。
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映像をとおしてのポター・・・主演は、レニー・ゼルウィガー。
決して華やかさは持ってないが、知的で純粋でパワーを秘めた人!イメージしていたようなの女性で、演技も良かったです。
なんでも事前にリサーチ、勉強し、撮影にのぞんだという力の入れようだったそう。
また重要な舞台となる、ロケ地のイギリス湖水地方の景色は、ため息がでるほど美しいが、それだけでなく、衣装や時代考証なども緻密で完璧。
なかでも、印刷所でポターと編集者が刷り上った絵本のチェックをするシーン。
ロケはタイプライターや印刷の歴史が展示されている「タイプ・ミュージアム」でおこない、本物の印刷職人さんが出演。そのひとりには実際にポターの本を印刷した人もいるとのこと。
また、ここではポターとその後、婚約者となるノーマン・ウォーンが共に「ピーターラビット」の絵本の製作に情熱をかたむけ、少しづつ、二人の絆が強まっていく重要なシーンもあり、本作りに望む二人の活き活きとした表情に感動し、思わず拍手喝采してしまいました。
しかしながら20世紀の初頭、そろそろ電気や自動車が登場するというころなのに、当時の女性のおかれた地位の低さには驚くばかり!
女性ひとりでの外出は、だめ。未婚の女性が男性と二人きりになるなんて、とんでもない!成人しても仕事につけず、親からの金銭的な援助を受けないと、生活がなりたたない。だから、親の決めた人と結婚・・・
これは、ある程度の身分の高い階級のはなしですが、世間一般、多かれ少なかれ、女性の立場はかなり低かったようです。
そのなかで、ポターのような「自立」をめざす女性が現れだしたことは、やはり新しい時代の流れなのかもしれません。
その後、ビアトリクス・ポターは、悲劇のどん底に陥ることになるのですが、ロンドンから湖水地方のヒルトップ農場に住まいを移し、そこで新たな協力者が現れます。
後半生の彼女は、なかなかの現実主義者となり、羊のブリーディング、農場の切り盛りにも力を注ぎ、絵本の印税と叔母からの遺産で、周辺の土地を購入。
これはのちに、国に寄付されて、「ナショナルトラスト」となり、100年後のいまも、美しい自然が残されることになります。
生涯、自然を愛し続けたポターからの、私たちへの最大の贈り物だと思いました。
あの薄い配色の、ふわっとした絵は・・・実はつらい冬の季節を乗り越え、貴重な素晴らしい夏の色・・ポターの愛情がこもった色なのではないか・・・
余談ですが、ポターの婚約者の役は、ユアン・マクレガー。「スター・ウォーズ」のオビ=ワン・ケノービやった俳優さんです。
映画のパンフレットには、実際のノーマン・ウォーンの写真も載せてあるが、見事にそっくり!
また、監督クリス・ヌーナンを唸らせたぐらいの演技達者な方だそうです。