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『ピーターラビット』世界最古の翻訳版 日本で発見

【10日 東京 ロイター】
 日本の研究者たちが、ベアトリクス・ポッター作の子供向け人気作品『ピーターラビット』の古い翻訳を発見した。1906年に翻訳されたもので、同作品の外国語での翻訳版としては、これまで発見されたものの中で最も古い。

http://news.ameba.jp/2007/05/4648.php

 日本語版『ピーターラビット』が出版されたのは、オリジナルの英語版が出版されてからわずか4年後のこと。『日本農業雑誌』の中に翻訳版が掲載されていたことが分かった。だが10日に国立図書館が明らかにしたところによると、翻訳版では、作者ベアトリクス・ポッターの名前にも触れていなければ、ポッターによる独特なイラストも掲載していなかったということだ。

 9日に読売新聞が伝えたところによると、『おとぎ話 いたずらな子ウサギ』と題されたこの物語は、ピーターならぬ“ペター”が農夫のマクレガーさんではなく、日本名“モクベイ爺さん”と衝突する内容。

 これまで、『ピーターラビット』翻訳版で最も古いのは、1912年のオランダ語版と考えられており、日本語で最も古い翻訳版も1918年に出版されたものだと考えられていた。この世界最古の翻訳版を発見した大東文化大学の河野芳英教授(英米文学)は、読売新聞の取材に対して、「出典・引用は書かれていないが、『ピーターラビットのおはなし』のストーリーをほぼ正確に伝えている」と語った。

 ベアトリクス・ポッターは日本の読者にも根強い人気があり、彼女の初期の作品を所蔵すべく、昨年、東京にある大学キャンパス内にポッターの湖水地方の自宅レプリカが建てられたほどだ。

 栗林資料館長は、ポッターのイラストレーターとしての才能が日本での成功の鍵だった、と語った。「もし文章だけだったら、彼女の本がこれほど日本で人気を博すことはなかったでしょう。ウサギは日本人にとって馴染みの深い動物です。そのウサギが洋服を着てさまざまなイタズラをする絵が、多くの人を惹きつけたのです」。


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