ピーターラビット私家版本 大東文化大
青い上着のいたずらウサギの物語「ピーターラビットのおはなし」。英国の作家ビアトリクス・ポター(1866~1943)が、世界一有名なウサギを初めて世に出した私家版本が、埼玉県東松山市の「大東文化大ビアトリクス・ポター資料館」にある。
「ピーターラビットのおはなし」の私家版本=埼玉県東松山市岩殿で
http://www.asahi.com/edu/university/otakara/TKY200705250150.html
絵本は、ポターが友人の息子の病気見舞いに送った絵手紙が原型。1901年、白黒刷り(口絵はカラー)の本として自費出版した。
250部だけの第1版を、同大が英国の古書店で見つけ、約1300万円で手に入れた。現物には触れないが、館内に置かれた復刻本を繰ると、愛らしい絵柄が目に飛び込んでくる。
同大は、とりわけ日本で人気の高いポター作品を研究しようと、99年から収集を開始。出版社の初版本3種、ポターの直筆水彩画など500点以上を擁し、世界でも屈指のコレクターだ。
ポターが暮らしたヒルトップ農場を忠実に再現した館内には、うち約150点を展示。館長の栗林秀雄・副学長は「キャラクターグッズも変わらず人気だが、ぜひここで本物の著作を鑑賞してほしい」。
〈メモ〉 資料館は、同大東松山キャンパスに隣接する「県こども動物自然公園」にある。庭や畑もヒルトップ農場そっくり。月曜休館。入館料(大人200円など)のほか入園料が必要。詳細は同館(0493・35・1267)へ。