映画「ミス・ポーター」の感動
久しぶりの映画である。「ミス・ポーター」はどうしても観たかった。そしてやっぱり見て良かった。爽やかな後味、増して実話だと思うとなお更感動も強いというものである・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/miso3moji/26786199.html
主人公は、絵本作家ビアトリクス・ポーター、背景のイギリスの湖水地方が実に又、格段に美しい。(私の、行ってみたい外国のナンバーワンに踊り出た!)
筋は1902年から始まる。ポーター{レニー・ゼルウィガー}は上流階級の裕福な娘だがすべての縁談を断わり、オールドミス(嫌いな言葉ですが・・)になってしまう。(それでも32歳だぜ、)彼女は幼い頃から別荘のあった湖水地方で出会った動物達の絵を世に出すことが望みであった。猛烈に反対する両親。貴族の娘が仕事をする等、とても許されない恥ずかしいことであったのだ。ところが、印刷会社の社長の末男子「ノーマン」が、儲からなくてもいい仕事として与えられたのがポーターと組んでの仕事であった。両家の子女が印刷の打ち合わせに行くということさえ、卒倒しそうな母親を尻目に、いつもついて歩く乳母?といっしょに外出し、交渉をして歩く。そしてピーターラビットの挿絵の可愛い絵本は、大成功な売れ行きで、ベストセラーになって行く。
ここで又「あらら!」、この二人が恋に落ちるのである。周囲の反対を押し切り生涯を誓いあうまでになった二人だが、3ヶ月離れて暮らしてみてそれでも愛が変わらなければ結婚を許す、と母親に云われて停車場で別れるのである。いやぁ、この場面が良かった。汽車が煙を吐いて汽笛を鳴らす、二人は分かれなければならない。婚約指輪を渡し、煙の中で彼女を抱き寄せ、接吻をするノーマン、でもこの時彼が妙な咳をするのが、伏線。
その後の湖水地方での彼女の幸せな数週間・・・動物達の新たな登場人物も生まれる。
手紙が来なくなっておかしいと思っていると、何と彼は風邪をひいて、亡くなってしまうのである。別れの場面も持てなかったポーターの憔悴の時間。
やがて、ポーターは悲しみを乗り越えるには、湖水地方に移り住む以外にはないと決心し、そこに家を購入する。自然の中で徐々に心の傷を癒し、農村地方の生活に入り込んで行く彼女。今やべストセラーの絵本作家として、彼女は億万長者になっている。
次からが又素晴らしい。彼女はそのお金で、立ち行かなくなっている農民の土地を少しずつ買っていく。この地方を分断して金儲けをしようとしている人達を見事に追い出し、彼女は広大な土地を我が物とし、耕作したい人にはそのまま耕作をさせ、最後は国に全部の土地の寄付をするのである。お陰で、今も世界各国からの旅行者が絶えない、ピーターラビット達の土地でいるのである。
湖水地方は湖も広く山も高く広大であるが、私の大好きな尾瀬にも似ている雰囲気であった。写真は日本の草津白根付近である。